2014年3月22日土曜日

ノッキンオンヘブンズドア

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)



グーテンターク!今回はドイツ映画だ。
邦画としてリメイクされているしツタヤの名作100選にも選ばれているので、知っているかも知れないが、一応簡単にあらすじを紹介しておく。
真面目なルディと不真面目なマーティン、正反対の二人の共通点は死期が近いということ。そんな中ルディが海を見たことがないことが分かり、二人で海を目指すという物語

ラストシーンで、マーティンが「ルディ、話があるんだ」、対してルディ「分かってる。僕が言うよ。何も怖くないさ」という台詞があるのだが、これ以降台詞はない。なぜ「分かってる」のか。「僕が言う」と言っていたので本当に何か言ったけれどそのシーンはあえて私らには見せなかったのか、それともすべてを理解したので言わず仕舞いだったのか。
大学時代に「『情報』と『情報に関する情報』両者があって初めて相互のコミュニケーションが成り立つ」と教わったのだが、残念ながら『情報に関する情報』を知るルディと違い、私にはマーティンが言わんとしていることが分からなかった。「死ぬのが怖い」と言いたかったのか。それとも「お袋によろしく言っておいてくれ」と言いたかったのか。後者なら「僕が言うよ。」の台詞と辻褄が合う。

ところで、ドイツ映画と言えば他には『点子ちゃんとアントン』を見たことがある。その際、ドイツ事情も少し学んだのだ。それが「ドイツは北の一部しか海に面していなく、海は少し特別なもののようだ」ということと「二週間まとまった休みをとらなくてはいけないという『休暇法』がある」ということ。
その地形ゆえなのか、この作品でも『点子ちゃんと~』でも海のシーンで終わっており、ドイツ人は海に「果て」「終わり」のようなイメージを抱いているであろうことが覗える。また、休暇法で定められた二週間の休暇を利用してしか海へ行けないことから、「安息の地」というイメージもあるのではないか。『点子ちゃんと~』でも仕事からの解放感を表現している。
以上の、『点子ちゃんと~』の雰囲気、地形、休暇法など、それらの『情報に関する情報』を知ったとき、この作品が走馬灯のように思い出され、何かがぴったりとはまった感覚がした。鳥肌が立った。一気に大好きな映画の仲間入りを果たした。

この感覚を言語で表すのは限界がある。2人の生きざまを見てこれを体感してほしい。

タクシードライバー

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)



誰の心にもトラヴィスはいるのではないかと思う。誰もが抱える鬱憤、狂気を極端に表したのだ。
それが「狂っている」かどうか、正義か悪かは後で大衆が決めることなのだ。
トラヴィスの鬱憤が狂気に変わり、やがて行動へと移っていくが、狂気は当初、大統領候補の暗殺に向いていた。しかし、幸か不幸か未然に防がれてしまい、しょうがなく矛先はマフィアに向けられることとなる。
結局は鬱憤と狂気は晴らされ、おまけにマフィアを退治したヒーロー扱いを受けてなんともすっきりである。
あれだけ嫌っていたはずのベッツィーが最後には手の平を返すかのごとくすり寄ってきたように、筆者もトラヴィスに惹きつけられて止まない。

スクールオブロック

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)




この作品は登場人物のいろいろな心境の変化がわかりやすく描かれており心温まる作品となっている。
子供たちの純粋な心に触れて変化していく自分勝手な主人公。
ガールフレンドの「いつになったら自分の意見を主張できるようになるのよ!」に対して扉を強く閉め初めて主張をした本物のシュニーブリー。彼は結局のところ、ガールフレンドと別れたということだろうか。それ以降、ガールフレンドは映ることはなく、自宅も音楽教室となって3人で住むには狭くなっていることから、きっと別れたということなんだろう。
なんといっても生徒たち。点数で優劣をつけられ競争を強いられ、没個性だった彼らが、各々の才能を開花させていく。その姿に優劣はつけがたい。
それと堅物だった保護者の手のひら返しが面白い。親馬鹿である。

どうせプロが作詞作曲、演奏しているんだろうと思うとなんとも興醒めなので考えないようにしよう。

サマーかわいい。

バタフライ・エフェクト

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)



ラスト、なぜケイリーを遠ざけたのか。それを知るには二個前の世界を思い出す必要がある。
手足を失った世界だ。
「あなたは初めて好きになった人。あなたがいたから父のもとに残った」
そう。ケイリーがエヴァンを好きにならないこと。それが父親の虐待を受けることなく、全てうまく行く唯一の方法だとエヴァンは悟ったのだ。
練りこまれたストーリーに何度見ても新たな発見がある作品だが、練りこまれてないところ、矛盾点も発見してしまうのが残念。
手のひらに穴を空けたら、その世界では刑務所に入る前からずっと傷跡があるはずなのに「突然傷跡が現れた!」とか。記憶を失う少し前にも飛べちゃったりとか・・・。
そんなことは忘れた方が楽しめるので気にしない気にしない。

それと続編の23は見なくていい。がっかりするだろうから。

マトリックス

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)




当時流行った銃弾を避ける場面は一度は見ておくべき。純粋な娯楽作としては優秀。また、三部作含めたストーリーにも注目したい。

筆者個人としてはヒロインは好みじゃない。

マスク

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)



平然と銀行強盗をして結局罰せられないのは何とかならなかったのか・・・。

でもまあジムキャリー好きは一見の価値あり。マスクの魅力を感じてほしい。親子で楽しめる作品。筆者も子供のころは好きだった。

ミッション8ミニッツ

管理人のコメント(警告!ネタバレあり)



あのラストは本当に鳥肌が立った。主人公はどれだけ列車の爆発を防ごうとも、それはあくまでプログラムの中の仮想の世界。現実ではない。しかし物わかりの悪い主人公は最後には自己満足で爆発を防ぐ。確かに現実は変わらない。しかしプログラムの世界にもプログラムと主人公がいるということは、つまり更に下の階層の世界があるということだ。主人公は「きっと全てうまく行く」と言う伝言とともに下の階層へ下の階層へ、世界を救いながら下りていく。「世界が救われるといっても、それは仮想世界じゃん?現実世界では爆発してんじゃないの?」と思うかも知れないが、少し待ってほしい。“現実世界だと思っている世界は本当に現実なのか?”
まず「きっと全てうまく行く」と言うフレーズに注目していただきたい。頻繁に出てくるこのフレーズ、ただの主人公を励ます言葉ならこうも何回も出てはこないだろう。主人公を励ますのは何回でも勝手にやってもらって結構だが、観客にも聴かせてはくどいだけである。しかも最後の最後もこのフレーズで意味深に終わる。なにかある。
そもそも初出はいつだったか思い出せるだろうか。ナビゲーターから主人公への言葉だ。
そして最後は主人公がナビゲーターを通じて下の階層の自分自身への伝言を残す・・・。
そう、初出が実はもう一つ上の階層の主人公からの伝言だったのだ。
このフレーズが『現実世界だと思っていた世界にも実は上層の世界があった』ことのネタばらしとなっているのだ!
上層の世界があるということはつまり・・・現実ではなく・・・下層(仮想)の世界だ!

・・・これが言いたかっただけである。